モニター艦に、指揮能力とある程度の修理も可能な航空機搭載能力を持たせ、単独でも任務を遂行できることを狙って開発された、という設定。ただしハッシュハッシュシップとは違って、そこそこ装甲も持たせたため、速力が犠牲になっている。
実際は南方の某国王が「36cm砲」搭載艦の艦砲射撃が「野砲千門にも勝る」という話を聞いて、近代化改修中の軽巡を無理やり36cm砲搭載艦に仕立て上げさせたもの。威嚇用の豪華な砲艦ってとこです。あと本当は別のもう少し込み入った設定のつもりでいたんだけど、そっちは書くと長くなって面倒なので余裕があれば今後載せます。

 

 

 

 
  というわけで、ほぼセミスクラッチの“見栄えをちょっと凝ってみた”モニター艦です。
ピットロードの日本巡洋艦の甲板表面部品の断片をベースに、プラ版とプラ棒とパテで船体を作成。あとはあまった瑞穂の部品を主に、あまる予定の榛名や比叡の部品、多摩の部品や部品セット、プラ棒・プラ板・銅棒・パイプ・汎用メッシュ部品などから自作しました。上図は砲身がちゃんと穴開いてて金属色見えるのがささやかな自己満足。
 

 

 

 
  真横から撮影。武装は単装36cm砲×4、12.7cm連装高角砲×2、対空用の25mm機銃×2。
36cm砲と言っても、砲身を短くして砲弾も若干弱装化することで無理やり小型化してるので、正規の36cm砲よりも威力が劣る。ていうか、砲が撃てるかどうかより、相変わらずトップヘビーなんで、外洋航海能力があるかどうか疑問かも。
あと窓枠自作は、一日かけるつもりでやったら、思ったよりは楽でした。練習や修正が利くからね。エッチングのカタパルトの方がよっぽど大変。
 

 

 

 
  斜め前方上空より撮影。そこはかとなく格納庫の様子がわかるアングル。この艦載機、94式水偵なんですが、キットについてる空冷エンジンの94式2号水偵を改造して、水冷エンジンの94式1号水偵にしています。だって水冷で銀色塗装の写真がカッコよかったんだもん。ちなみに奥の機体は羽たたんだ状態にしてます。
あと、高い方の艦橋は対地砲撃用のもの。縮んだり伸びたり飛んだりは間違ってもしません。
 

 

 

 
  格納庫を後方から。デザインだけは考えたものの技量が伴わずに結局単なる箱型になってしまいました。
 

 

 

 
  前にお絵かき板に描いたアングルに近い感じでとってみた。
 

 

 

 
  上空より撮影。
艦載機スペースと砲撃時の強度&安定性確保のため艦中央から無理やり拡張された艦影が特徴的だ。・・・実はただ単に甲板モールドパーツを継ぎ合わせただけ。
 

 

 

 
  後方より撮影。
というわけでなんとか完成した本艦でありますが、実際の所一回は単装砲大口径艦が作りたかったという作者の野望の塊。それにしても船体を滑らかに作るのは大変で、普通のキットの偉大さをつくづく感じさせられました。
 

 

 

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